second - スクリプトおよびチャート関数

この関数は、expression の小数部が標準的な数値の解釈に従って時間と判断される場合に、秒を表す整数を返します。

構文:

second (expression)

戻り値データ型：整数

使用に適しているケース

second() 関数は、集計を秒単位で比較する場合に便利です。例えば、秒ごとのアクティビティ数分布を確認したい場合は、関数を使用できます。

これらの軸は、関数を使用してマスターカレンダーテーブルに項目を作成することにより、ロードスクリプトで作成することも、計算軸としてチャートで直接使用することもできます。

関数の例
例	結果
second( '09:14:36' )	36 を返します
second( '0.5555' )	55 を返します (0.5555 = 13:19:55 のため)

地域の設定

特に指定のない限り、このトピックの例では次の日付書式を使用しています: MM/DD/YYYY。日付書式は、データロードスクリプトの SET DateFormat ステートメントで指定されています。既定の日付書式は、地域の設定やその他の要因により、システムによって異なる場合があります。以下の例の書式は、要件に合わせて変更できます。または、これらの例に一致するようにロードスクリプトの書式を変更できます。

App の既定の地域設定は、Qlik Sense がインストールされているコンピューターまたはサーバーの地域システム設定に基づいています。アクセスしている Qlik Sense サーバーがスウェーデンに設定されてい場合、データロードエディターは、日付、時間、および通貨にスウェーデンの地域設定を使用します。これらの地域の書式設定は、Qlik Sense ユーザーインターフェースに表示される言語とは関係ありません。Qlik Sense は使用しているブラウザと同じ言語で表示されます。

例 1 – 変数

概要

データロードエディターを開き、以下のロードスクリプトを新しいタブに追加します。

ロードスクリプトには次が含まれています。

Transactions というテーブルにロードされるタイムスタンプによるトランザクションを含むデータセット。
既定の TimeStamp システム変数 (M/D/YYYY h:mm:ss[.fff] TT) が使用されます。
購入がいつ発生するかを計算する、項目 second の作成。

ロードスクリプト

SET TimestampFormat='M/D/YYYY h:mm:ss[.fff] TT';

Transactions:
    Load
        *,
        second(date) as second
        ;
Load
*
Inline 
[
id,date,amount
9497,'01/05/2022 7:04:57 PM',47.25
9498,'01/03/2022 2:21:53 PM',51.75
9499,'01/03/2022 5:40:49 AM',73.53
9500,'01/04/2022 6:49:38 PM',15.35
9501,'01/01/2022 10:10:22 PM',31.43
9502,'01/05/2022 7:34:46 PM',13.24
9503,'01/06/2022 10:58:34 PM',74.34
9504,'01/06/2022 11:29:38 AM',50.00
9505,'01/02/2022 8:35:54 AM',36.34
9506,'01/06/2022 8:49:09 AM',74.23
];

結果

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、これらの項目を軸として追加します:

date
second

結果テーブル
日付	秒
01/01/2022 10:10:22 PM	22
01/02/2022 8:35:54 AM	54
01/03/2022 5:40:49 AM	49
01/03/2022 2:21:53 PM	53
01/04/2022 6:49:38 PM	38
01/05/2022 7:04:57 PM	57
01/05/2022 7:34:46 PM	46
01/06/2022 8:49:09 AM	9
01/06/2022 11:29:38 AM	38
01/06/2022 10:58:34 PM	34

second 項目の値は、second() 関数を使用し、先行する LOAD ステートメントの数式として日付を渡すことによって作成されます。

例 2 – チャートオブジェクト

概要

データロードエディターを開き、以下のロードスクリプトを新しいタブに追加します。

ロードスクリプトには、最初の例と同じデータセットとシナリオが含まれます。ただし、この例では、変更されていないデータセットがアプリケーションにロードされます。「second」値は、チャートオブジェクトのメジャーを介して計算されます。

ロードスクリプト

SET TimestampFormat='M/D/YYYY h:mm:ss[.fff] TT';

Transactions:
Load
*
Inline 
[
id,date,amount
9497,'01/05/2022 7:04:57 PM',47.25
9498,'01/03/2022 2:21:53 PM',51.75
9499,'01/03/2022 5:40:49 AM',73.53
9500,'01/04/2022 6:49:38 PM',15.35
9501,'01/01/2022 10:10:22 PM',31.43
9502,'01/05/2022 7:34:46 PM',13.24
9503,'01/06/2022 10:58:34 PM',74.34
9504,'01/06/2022 11:29:38 AM',50.00
9505,'01/02/2022 8:35:54 AM',36.34
9506,'01/06/2022 8:49:09 AM',74.23
];

結果

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、この項目を軸として追加します:date。

次のメジャーを作成します:

=second(date)

結果テーブル
日付	=second(date)
01/01/2022 10:10:22 PM	22
01/02/2022 8:35:54 AM	54
01/03/2022 5:40:49 AM	49
01/03/2022 2:21:53 PM	53
01/04/2022 6:49:38 PM	38
01/05/2022 7:04:57 PM	57
01/05/2022 7:34:46 PM	46
01/06/2022 8:49:09 AM	9
01/06/2022 11:29:38 AM	38
01/06/2022 10:58:34 PM	34

second の値は、second() 関数を使用し、チャートオブジェクトのメジャーの数式とて日付を渡すことによって作成されます。

例 3 – シナリオ

概要

データロードエディターを開き、以下のロードスクリプトを新しいタブに追加します。

ロードスクリプトには次が含まれています。

特定のフェスティバルのチケット販売ウェブサイトへのトラフィックを示すために生成された、タイムスタンプのデータセット。これらのタイムスタンプと対応する id は、Web_Traffic というテーブルにロードされます。
TimeStamp システム変数 M/D/YYYY h:mm:ss[.fff] TT が使用されます。

このシナリオでは、チケットが 10000 枚あり、2021 年 5 月 20 日 9:00 AM に発売されました。1 分後には売り切れました。

ユーザーは、ウェブサイトへの訪問数を秒単位で表示するチャートオブジェクトを求めています。

ロードスクリプト

SET TimestampFormat='M/D/YYYY h:mm:ss[.fff] TT';

tmpTimeStampCreator:
load
    makedate(2022,05,20) as date
AutoGenerate 1;

join load
    maketime(9+floor(rand()*2),0,floor(rand()*59)) as time
autogenerate 10000;

Web_Traffic:
load
    recno() as id,
    timestamp(date + time) as timestamp
resident tmpTimeStampCreator;

drop table tmpTimeStampCreator;

結果

次の手順を実行します。

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成します。
次に、次の数式を使用して計算軸を作成します。
=second(timestamp)
集計メジャーを作成して、エントリーの合計数を計算します。
=count(id)

結果テーブルは下記のようになりますが、集計メジャーの値は異なります。

結果テーブル
second(timestamp)	=count(id)
0	150
1	184
2	163
3	178
4	179
5	158
6	177
7	169
8	149
9	186
10	169
11	179
12	186
13	182
14	180
15	153
16	191
17	203
18	158
19	159
20	163
+ 39 行

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second - スクリプトおよびチャート関数

使用に適しているケース

地域の設定

例 1 – 変数

例 2 – チャート オブジェクト

例 3 – シナリオ

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